かねいの羽毛ふとん
蒲団屋かねいでは、オリジナルの羽毛ふとんを中心に展開しています。生地や羽毛など、こだわりのポイントをご紹介します。
近頃は、”家庭で洗濯できる”という謳い文句の羽毛ふとんが増えています。しかし、それらの側生地は、ポリエスエルまたはポリエスエル混であることが多いです。何がいけないかというと、実はポリエステル寝具は、洗いやすさを優先する為に、寝心地の良さが犠牲になってしまいます。いい羽毛の中わたを使っていてもムレを感じやすくなってしまいます。羽毛の良さを活かすなら、側生地は透湿性があり、羽毛の温かさを活かしてくれる綿素材がオススメです。
かねいの羽毛ふとんには、60サテン、80サテン、100サテンなどの側生地を選んでいます。 数字が大きくなるほど糸の番手が細くなり、軽く柔らかくなり、肌によく添います◎ そして、数字が大きいほどいい生地ですので、お値段に反映しています…笑
もちろん中身も大事です。ダウンジャケットでもおなじみのダウンとフェザーです。このダウン率が重要なのはよく知られていますが、ダウンの割合が90%以上のものを当店でもオススメしています。画像左のダウンの、放射状に膨らんでいるスキマにあたたかい空気を含むというのが羽毛の暖かさです。空気の層をしっかり作ってくれるダウンは、側生地から湿気をちゃんと逃しながらおふとんの中の空気を温めてくれるので、ちょうどいい暖かさで寝られます。一般的には、高級な羽毛ふとんのほうがダウンひとつひとつの粒が大きいです。
かねいではもちろん扱っていませんが、よく新聞広告で見かける増量タイプの羽毛ふとんには注意しましょう。ダウンひとつひとつが小さかったり、くずれていたりして、暖かくない、たくさん充填しないとおふとんのカサにならない、結果的に”重くて暖かくない羽毛ふとん”であることが多いです。
ダックダウンはアヒルの羽毛で、グースダウンはガチョウの羽毛です。 ダックのほうが体が小さいため、とれる羽毛のダウンボールが小さく、 体が大きいグースのほうがボリュームのある羽毛がとれるため、高級なことが多いです。 マザーグースは、卵を産んでいる=大きく育っているので、一般的なグースより羽毛のダウンボールが大きく高価になっています。 ※例外として、世界で最も高級な羽毛はアイダーダックというダックダウンです^^;
もう一つのこだわりは、マス目です。
羽毛ふとんのマス目が大きすぎると羽毛が偏りやすくなり、
細かいものに比べておふとんの沿いも悪くなるため、
せっかくの羽毛のパワーを活かせず充分な暖かさが得られません。
市場ではシングルサイズで3×4マス、4×5マスなどが販売されていることもありますが、
かねいでは5×7マスや6×8マスと細かめに設定しています。